妊娠発覚から稽留流産と診断されるまで、そして今日子宮内除去手術

 

生理が遅れて5日後、妊娠検査薬陽性反応。

 

それから携帯アプリで、現在の妊娠の週数・出産予定日を算出。

 

前回の生理日より算出された週数=6週2日の日に、産婦人科を受診。

 

すると…内診で妊娠していることが確定。しかし、6週2日にしては胎嚢(GS)が10.5mmと小さめ。

(妊娠6週の胎嚢平均 15mm〜24mm)

 

胎嚢の大きさの平均ってどれくらいなの? [ママリ] https://mamari.jp/1537

 

内診の際、自分でも子宮内が確認できましたが、まず思ったことは

"真っ暗やん"。

 

妊娠6週と言えば、早ければ心音が聞ける時期。

 

それなのに私の子宮には、卵黄嚢すらなかったのです。

 

この日の先生の言葉は

「生理不順はないんだよね?うーん、また1週間ね。」

 

そして約1週間後。

 

携帯のアプリによると、妊娠週数7週4日の日。

 

胎嚢の大きさは16.9mm。

 

内診後にもらえる写真には、5w2dとありました。

 

この時点で2週間以上も成長が遅れていました。

 

この日の先生の言葉は

「もうちょっと大きくなって欲しいな。また1週間後ね。」

 

そして1週間後。

 

もう携帯アプリで週数を確認するのはやめて、実際の診察だけに目を向けることにしました。

 

GS 19.6mm

GA 5w6d

 

前回の診察から1週間経っているにも関わらず、週数4日しか経っていない表記に…。

 

いよいよ流産を覚悟して診察に望んだものの、先生にはダメ元で心音のことを聞きました。

 

先生の言葉は

「うーん、微妙!また1週間後来て。」

 

希望を持っていいものなのか、それとも諦めたほうがいいのかわからなくなっていました。

 

そしてさらに1週間後。

 

GS 28.3mm

GA 7w1d

 

胎嚢が大きくなっている!と思いきや、胎芽がはっきりとは映っていませんでした。

 

先生の言葉は

「うーん、もうちょっと大きくなって欲しいなぁ。」

 

思い切って

「ダメかどうかそういうのはわからないんですか?」

と、質問したところ…

 

先生

「うーん、あと1週間!」

 

連日、流産・胎嚢小さい・週数があとから追いついてきた…などなど検索魔と化していた私は、もう精神的にかなりキツくなっていました。

 

そして1週間後。

 

GS 28.1mm

GA 7w1d

 

先生の言葉は

「今回はね、ちゃんと妊娠してたんだけど、成長しなかったんだ。最初の診察からもう1ヶ月経っているし…今回は流産という…ごにょごにょ(先生も言いにくかったのか、私の方が聞く耳を持たなかったのか定かではないがよく聞こえなかった)」

 

その日に血液検査をして、約1週間後に稽留流産の手術をすることが決定。

 

はっきり言ってやっと流産の診断がされた、少しスッキリした、と思いました。

 

しかし頭と心は別だったようで、普段通り夕飯の準備をしていると急に哀しい感情が込み上げて涙が溢れて止まらなくなったのでした…。

 

迎えた手術当日。

 

当日は絶食。水分摂取もダメ。夏場ということもあり、絶食は正直辛かったです。

 

10時15分 子宮を拡げる処置(内診室で膣内にスポンジを挿入)。

 

私は

"うーちょっと…だいぶ気持ち悪いなぁ"

程度でしたが痛みには個人差があるようで、人によってはのたうち回りたいほどの痛みを感じるそうです。

 

鼻から息を吸って長く深く息を吐くと、痛みを逃がすことができたように思います。

 

その後はとてもじゃないけれど座ることはできない違和感で、呼ばれるまでずっと立っていました。

 

手術前に先にお会計と薬の手渡しがありました。金額は1万5千円ほど。金額は病院によって結構差があるようです。(なぜだ…医療の謎…)

 

手術は13時からということでベットが2つある部屋を1人で使わせてもらい、手術の時間までそこで待機。

 

12時頃にはブラジャーも外してショーツだけになって病院服に着替えて下さいとの指示だったので、着替えて待機。

 

子宮が拡がって膀胱が圧迫されるのか、何回もトイレに行きたくなりました。

 

13時05分

看護師さんが訪室し

「外来が長引いているので、もう少し待ってください。」

と、言われました。

 

看護師さんが悪い訳ではないのに、謝ってもくれました。

 

13時37分

急いでいるような足音が聞こえたかと思うと、先生が訪室。

「赤ちゃんの容態が変わって、帝王切開することになったから、その後、で、ね。ごめんね。」

とのこと。

 

看護師さんの次は先生が直々に来て下さり、謝られ、恐縮な限りでした。

 

しかし1人ポツーンと部屋にいると

"今日産まれる命と、今日別れる命"

について考え、物思いにふけるのでした…。

 

とにかく今日産まれる命が無事でありますように、と願った。

 

私は娘が1人いますが、これが娘がいない初産の場合だったら…と仮定してみると、他所のお子さんの無事なんて考える余裕なんてなかっただろうとも思いました。

 

初産のはずが流産、そして自分の流産手術の直前に他所の方が出産…結構精神的に辛い状況だったな、と思ったのでした。

 

当初の予定より1時間以上遅れて、看護師さん再訪室。

 

換えのショーツを持って、手術室へ。

 

その前にトイレを済ませ、ショーツも脱ぎます。

 

手術室へ行くと台の上に仰向けになり、両足を固定されます。(固定するのは暴れることがあるため)

 

片方の手は点滴、片方の手は血圧計をされ、つまり両手両足自由なし。

 

ハハハ、凄い格好…心の中では

"もう笑うしかない"

状態。

 

先生が来るまでの間、手術が遅れたことをとにかく謝ってくれて好印象でした。

 

先生が来たら目隠しをされ、全身麻酔をされました。

 

どこにどうやって麻酔を打たれたのかは不明。

 

看護師さんと一緒に1から数を数えていき

「13…14…15…」

辺りで口が思うように動かなくなりました。

 

「痛い、痛い、イターイ!!!!!」

そう叫んだ夢を見た直後、看護師さんと先生の声が聞こえてきました。

 

そのとき、お腹がとても痛かったです。

 

気付いたときには手術は終わっており、看護師さんの指示でストレッチャーに移動。

 

頭の中ぐらんぐらん。泥酔してもこんなならないぞっていうくらいのぐらんぐらん加減。

 

今思い出すと気持ちよかったような、悪かったような…。

 

ストレッチャーで待機室まで運ばれ、ベッドに移動。

 

それから点滴開始。

 

ぐらんぐらんする頭の中で、不思議なことを考えていました。

 

『◯◯ちゃん(私の娘の名前)がいるじゃない。』

『お母さんがお父さんとあの頃みたいに仲良くなったらまた戻って来てね。』

 

あれは私以外の誰かの意識だったのか私の意識だったのかわかりませんでしたが、今回の流産は過去に中絶した娘が『』の中のメッセージを伝えるために流産したのだと感じました。

 

過去に中絶したのは、今の夫との間に結婚前にできた子供です。

 

そのとき私は産みたかったけれど、今の夫と話し合いを重ねた結果

"今は無理だから堕ろそう"

という決断をしたのでした。

 

確かに出産してから夫と喧嘩することが増えたな〜とか、付き合ってすぐの頃は燃え上がっていたのに最近はお互いのことちゃんと思いやれてないんじゃないかな〜コミュニケーション不足なんじゃないかな〜とか、そんなことを考えました。

 

とにかく、流産が続いた私(約9ヶ月前にも流産)は

"流産が続いた理由"

が欲しかったのです。

 

その理由を探していたところ、手術後に不思議な考えに至ったのだと思います。

 

点滴を開始してすぐくらいに、意識がはっきりしてきました。

 

謎のぐらんぐらんタイムだったのでした。

 

点滴は2時間。

 

その後特に診察はなく、着替えて帰りました。

 

朝から絶食だったので、夕飯は美味しくガッツリ食べました。

 

しかし、家に帰ってから結構重めの下腹部痛に苦しみました。

 

ネットで検索したところ、今日病院で処方された薬とロキソニンを飲み合わせても大丈夫そうだったのでロキソニンを服用。

 

少し痛みが和らいでいます。

 

次の診察は1週間後とのことです。